vol.4 M.モゥブレィ・シュークリームジャー

靴クリームのド定番。M.モゥブレィ・シュークリームジャー。
靴クリームの歴史的背景とこだわりの製法をご紹介します。
靴クリームには水が必要だ

シュークリームジャーその昔、欧州では鞄や革製品を保護するためにロウを塗っていたと言われています。
でも、ロウだけ塗っていても革は水をはじく力が付くだけで、しだいに硬くなりひび割れしてしまう。その次のステップは皮革に栄養を与える為にロウに油を加えた・・・・・これが油性クリームの始りです。
でもまだ、ひび割れが起きてしまう。そこで革には水分が必要なんだ・・・・・ということになり油性クリームに水を加えることで誕生したものが今でいう乳化性クリームなのです

職人がこだわる
「ソリッドフィル製法」

M.モゥブレィの靴クリーム工場は欧州の伝統的な製法とノウハウを今の時代に受け継いだもので、熟練の職人によって丁寧に製造されています。
いわゆる職人によるハンドメイドの靴クリームです。
その製法の一番のこだわりは、「ソリッドフィル方式」と呼ばれるクリーム状のものを混ぜ合わせてそのまま充填する伝統的な方法。
「クリーム状態のままで混ぜ合わせた方がクリームの伸びや滑らかさが違うんだ。」というのが工場長の口癖。
だからモゥブレィのクリームジャーはビンを開けた時、平らではなくソフトクリームのようにフワッとしているのです。

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