鏡面磨きとは、革靴のつま先をその名の通り鏡の様に光らせる技法。
油性ワックスを丁寧に重ねながら光沢を積み上げていく、まさに職人技。靴磨きの中でもこの高いスキルを要する技術にスポットが当たっていて、靴磨きブームの一因にもなっている。

鏡面磨きはワックス（ロウ）を厚塗りするため、皮革の通気は失われる。
ロウを重ねているので、時間の経過とともにひび割れが起こる。
また適時、革の通気を保ち、乳化性クリームで栄養を与えたい。
以上の理由から鏡面磨きは定期的に除去する必要がある。

鏡面磨きは、２～３回塗り重ねたら１度はしっかりとワックスを落としたいのだが、一度しっかりと革にのせたワックスは一般的なクリーナーではきちんと除去できないのが悩みの種であった。
だがM.MOWBRAY・ワックスクリーナーの登場でその問題は解決した。

使用方法は簡単だ。
布を指に巻き、ワックスクリーナーを含ませて、軽く撫でるイメージで優しく拭き取る。
この作業を２～３回繰り返して古いワックスやクリームを落とせば、革がお化粧でいうすっぴんの状態になる。
その後、一般的な革靴のお手入れしてから鏡面磨きを改めて行えば、靴が喜ぶこと請け合いだ。