vol.14 紗乃織刷子(さのはたぶらし)

メイドインジャパンの靴用ブラシ
形状、毛、木の素材などあらゆる部分にこだわりを持ち、ブラッシングにとって最適なクオリティを実現した。
靴磨きに欠かせない道具

sanohata松竹梅・甲乙丙・上中下など物の等級を表す言葉が多々あるが、ブラシの世界にも最上質な「松」、「甲」、「上」が存在する。SANOHATA BRUSH(さのはたぶらし)は、強いこだわりを持ったジャパンクオリティの最上ランクのブラシと自負している。

靴のブラシの良し悪しで仕上がりの美しさ、さらにはスピードまでも大きく変わる。紗乃織ブラシは、毛質はもちろんのこと、その間隔、毛量も靴磨きにとって、最適なバランスを追求して作られている。工場の職人が仕入の際に立会って厳選する徹底ぶりは、最高の品質をお届けしたいというメッセージなのである。

ブラッシングを研究しつくして開発

持ち手部分は、上質なブナ材を「オイルステイン」という技法で仕上げ、クラシック感を演出。形状はウッド部分にカーブをつけることでブラシが抜けやすく、グリップしやすいように溝も掘り込んでいるのも職人のこだわり。ウッドの曲線に相反して、毛の植え込みは「直線揃え」技法を採用して毛先が靴全体に届くようになる。

ブラシの心臓部ともいえる「毛」は、目利きのある職人が厳選し、耐久性と弾力性に優れた天然の豚毛、馬毛を採用。毛にクリームが自然に馴染んでいくので、成長を見守りながら育てていくのも楽しみ方の一つである。

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